不安障害とは
不安な状態が異常に高まるなどして、日常生活に支障をきたすような状態を不安障害と言います。なおパニック障害も不安障害のひとつです。ここでは、パニック障害以外の不安障害を社交不安障害、全般性不安障害を説明します。
社交不安障害
社交不安障害とは
人の注目を一身に集めるような場面で、非常に強い緊張を感じ、発汗や震え、息苦しさなどの症状が現れてしまう。そのために人前に出ることを極端に避けるなど、不安や緊張のために大きな苦痛を感じてしまうことがあるという方は社交不安障害の疑いがあります。
これまでこのような極度の緊張症というのは、自分の性格の問題と思われる方もいるかもしれませんが、最近では薬物療法や精神療法による治療の有効性も認められており、適切な治療によって症状を和らげることも期待できます。
社交不安障害の原因は、完全にはまだ判明されていませんが恐怖症状を抑える働きがあるとされる神経伝達物質「セロトニン」が不足してしまうことが発症の要因ではないかと考えられています。そのため治療法としては、脳の機能を調整する薬物療法と、認知行動療法による治療になります。
薬物療法では抗うつ薬や抗不安薬の処方となりますが、当院では必要な時だけ患者様の判断で服用する頓服投与が原則になります。認知行動療法では、人前での行動に慣れたりする訓練を行います。
全般性不安障害
全般性不安障害とは
日々の様々な活動や出来事について、自分ではコントロールできないほど過剰な不安や心配が生じてしまい、この状態が通常はほぼ毎日、しかも長い期間にわたって続いている状態が全般性不安障害です。
症状としては、イライラや疲れやすい、集中力が低下する、筋肉がこわばる、不眠などが現れます。ちなみに不安の原因がはっきりしていたり、数日間(2~3日ほど)の一時的な不安や緊張というのは全般性不安障害ではありません。
治療では、はじめに薬物療法が行われます。抗不安薬や抗うつ薬などを中心に、不安がコントロール可能なくらいにまでに軽減します。なお、服用については必要な時だけ患者様の判断で服用する頓服投与が原則です。その後に認知行動療法などによって、患者様ご自身で不安を制御できるように訓練します。
なお全般性不安障害は、うつ病、パニック障害、強迫性障害など他の病気を併発することもありますので、心当たりのある方は、速やかに当院へご受診されることをお勧めします。
- 院長
- 柴田 勲
- 診療科目
- 心療内科・精神科・内科
- 住所
- 〒334-0005
埼玉県川口市里1625‐1フォルビートⅡ - アクセス
- 埼玉高速鉄道「鳩ケ谷駅」西口2番出口より徒歩2分
- 駐車場
- 提携駐車場あり
- 電話番号
- 048-452-8120
診療時間 (当院は予約制となっております)
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